自分にも関係あることと感じてもらう。
自分にも関係あることだ!」と思わないことには、
人の心は反応しません。
どのようにして、「自分に関係ある」と思ってもらうかが、
大切で重要なのです。
情報量の多すぎるネット社会では、「自分と無関係」と思われると、
無視されてゴミ箱行きです。
そうならないためには、その他大勢でなく、ターゲットを絞り込み、
個人に直接語りかけるような意識をもつ必要があります。
「仕事の整理整頓方法」が普通の言い回しだとすれば、
「いつのまにか机の上がゴチャゴチャになってしまうあなたへ!」
がキャッチコピーになります。
「いつのまにか机の上がゴチャゴチャになってしまう」という
経験は、多くの人に共通のものです。
だから、一度は目にとまるのです。
「自分のことだ!」と思ってもらうことがと重要です。
このキャッチコピーに感じた人は、続けて
本文にも目を通すことになります。
キャッチコピーの作り方
最近は、以前のようなセールスに徹したインパクトの強い
キャッチコピーは、敬遠される傾向にあります。
無理やり買わせる押し売り的なキャッチコピーではなく、
控えめなコピーを好みます。
「結婚をしない、子供を産まない女性が、増えています」
これは普通の表現です。
どこか他人事のように感じてしまいます。
自分に関係があると思ってもらえません。
「結婚しないで、子供も産まないかもしれない、そんな私」
そいうコピーにすると、自分のことのように感じます。
それがキャッチコピーなら、記事を読みたくなります。
「自分に関係がある」と思ってもらうことは、
キャッチコピーにとっては重要なことです。
雑誌の見出し、広告のキャッチコピー、ダイレクトメール
といった不特定多数をターゲットにする場合は、特に重要です。
一人一人に個別で対応できればキャッチコピーはいりません。
全員に個別で対応できないからこそ、キャッチコピーが
必要になってくるのです。
キャッチコピーの書き方
強い言葉(インパクトのある言葉)を使う
強い言葉というのは、下記のような言葉です。
○心に突き刺さる
○印象に残る
○行動したくなる
その反対の弱い言葉は、「ありきたりで心が動かない」言葉です。
「絶対的に強い魔法の言葉」はありません。
ある場面では強い言葉が、違う場面では弱くなることも
珍しくありません。
そこで、下記の二つのことを頭にインプットしてください。
@抽象的な言葉でなく、より具体的に表現する。
Aありきたりの言葉や表現を避ける
具体例を挙げて説明しましょう。
チョコレートのキャッチコピーです。
ありきたりの抽象的な表現
おいしくて、とろけるような食感のチョコレート!
具体的な表現
口の中に入れた途端、溶けてなくなるような、甘さ、美味しさ!
どうですか!?
具体的に表現することで、言葉が強くなったと思いませんか!?
「短い言葉で言い切る」
言いたい内容を凝縮し、短い言葉で言い切ってください。
そうすれば、相手の心に届くスピードが、一気に早くなります。
そのことで、相手の記憶に残る可能性が高くなります。
当店では、7月、8月に「カキ氷」をメニューに加えました。
カキ氷がお腹の中を甘く冷たく冷やします!
二つを比較して、どちらがダイレクトに脳を刺激しますか?
当然、後の方だと思います。
商品そのものをアピールするのでなく、相手の感情を刺激
することが重要なのです。
短い言葉であるがゆえに、「冷たいカキ氷を食べたい!」
という気持ちにさせます。
食品の場合は、五感を刺激するので、効果が絶大です。
食品以外の商品を売るときにも同じことが言えます。
家であれば「安心」、貴金属であれば「ステータス」
といったものを短い言葉で表現してください。
「何で?」と相手に思わせる!
人間というのは、自分が常識と思っている逆のことを
いわれると、「何で?」という疑問が生じます。
意味不明なことも同じです。
そうなると、疑問を解決するために、言葉の続きや内容を読みたくなるものです。
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